学校基本調査が公表され大学進学率が過去最高の52%となっています。
短期大学進学率は減少していますが、大学進学者数は増加していますので、短大ではなく四年生大学へ進学する学生が増えた様です。
都道府県別に大学進学率が公表されていますので、都道府県別の大学進学率ランキングを作成しました。
都道府県別大学進学率ランキング
都道府県別の大学進学率ランキングは以下の通りとなっています。
- 東京 66.7%
- 京都 66.5%
- 神奈川 61.6%
- 兵庫 60.6%
- 大阪 60.5%
- 広島 59.9%
- 奈良 59.1%
- 愛知 58.7%
- 埼玉 56.9%
- 山梨 56.4%
- 千葉 56.1%
- 福井 56.1%
- 岐阜 55.1%
- 滋賀 55%
- 石川 54.7%
- 福岡 54.4%
- 愛媛 53.6%
- 静岡 53.1%
- 群馬 53.1%
- 栃木 52.2%
- 徳島 51.7%
- 茨城 51%
- 岡山 50.9%
- 香川 50.6%
- 宮城 49.7%
- 和歌山 49.5%
- 長野 49%
- 新潟 47.7%
- 高知 47.4%
- 島根 47.1%
- 大分 46.4%
- 福島 45.7%
- 宮崎 45.3%
- 山形 44.9%
- 秋田 44.6%
- 長崎 44.6%
- 岩手 44.2%
- 青森 43.7%
- 鳥取 43.5%
- 北海道 43.4%
- 山口 43%
- 佐賀 43%
- 鹿児島 42.7%
- 沖縄 39.2%
都道府県によって進学先に特徴がある
都道府県別の大学進学率ランキングでは東京都と京都府がちょっと抜けており、神奈川、兵庫、大阪までが大学進学率60%、香川県までが大学進学率50%以上という結果となっています。
沖縄県は唯一30%台となっており、大学進学ではなく専門学校へ進学する学生が多くなっており、専修学校(専門過程)進学率は26.7%とトップになっています。
北海道や東北、九州では大学進学率は低いですが、高卒での就職率は他の地域より高くなっています。
こうやって見ると、人口が多い都道府県では大学進学率が高く、人口が少ない都道府県では大学進学率が低い結論を導き出す事ができますね。
これから更に少子高齢化時代に突入しますので、より都市部と地方の特徴が出てきそうです。
東京23区大学進学率ランキング
都道県別の大学進学率ランキングに続いて、東京23区別の大学進学率ランキングを見ていきましょう。
東京23区内に住んでいると言えば聞こえは良いですが、区によって学歴格差が生じているそうです。
文科省ではなく下の記事に東京23区の大学進学率ランキングが掲載されていました。
東京23区「学歴格差」ランキング 進学率トップは渋谷区、最下位はどこ?
https://diamond.jp/articles/-/84467
東京23区の大学・短大進学率ランキング
東京23区の大学進学率ランキングは以下の通りとなっています。
- 渋谷区
- 千代田区
- 港区
- 文京区
- 杉並区
- 豊島区
- 品川区
- 目黒区
- 北区
- 新宿区
- 墨田区
- 世田谷区
- 中野区
- 板橋区
- 練馬区
- 中央区
- 江東区
- 江戸川区
- 台東区
- 大田区
- 荒川区
- 葛飾区
- 足立区
東京23区で進学率が低くても全国では高い
東京23区の大学進学率ランキングは1位が渋谷区、最下位は足立区。
足立区は単純に最下位と言う事では無く、1区だけ38%と30%台の大学進学率となっており東京23区内では圧倒的に最下位と考えて良いでしょう。同じく大学進学率が低い荒川区や葛飾区も低いが一応40%台です。
学歴構成を見てみても短大進学率最下位も足立区で、当然ながら高卒割合トップは足立区となります。
但し、足立区在住の生徒データではなく、足立区の高校の生徒データですから間違えない様にしたいところです。
例えば足立区在住で渋谷区の学校に通っていれば渋谷区の大学進学率となりますので、足立区在住だから低偏差値で大学進学出来ない訳ではありません。
現在、足立区にある高校は公立私立合わせて11校で工業高校と商業高校が1校づつあり、それ以外に定時制の有る高校が2校。偏差値では足立学園が58程度で唯一50台、その他の高校偏差値は40台、中には偏差値30台も多くむしろFラン大学に行かないだけ良いのではないでしょうかね。
そんな東京23区別の大学進学率ランキングで圧倒的に最下位である足立区でも都道府県別と比較すると上位となりますし、足立区や葛飾区は大学誘致を行なっています。
所得的な観点から大学進学率を見ても都道府県別と比較すると足立区は上位となりますので、地域別の大学進学率は参考程度に見ておきたいですね。